2018.03.14

埼玉県

塗装時期のサインとその意味。そもそも塗装はなぜするのか

 

お客様各位

 

平素は弊社サービスをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

 

 

前回の記事では外壁塗装が必要になっているかどうか、見分けるためのサインをいくつかご紹介させて頂きました。

今回はそのサインの意味と、塗装をする意味について考えてみたいと思います。

 

 

1.塗装はなぜするのか?塗装の役割って?

 

まず、塗り替え時期のサインの意味を知る前に、「塗装の役割」について考えてみましょう。

 

これは単純に「壁や屋根の下地(壁材や屋根材そのもの)を保護すること」、と考えて良いでしょう。

 

モルタルやコンクリートはいわずもがなですが、むき出しの素材が外気や太陽光、風雨にさらされることで、素材によって差はあれど劣化は確実に進行してしまいます。

地震や台風等、住宅のダメージは災害等が起こった際に注目されがちですが、実は「外にある」というだけでも、日々相当なダメージを負っているのです。

 

空気中に含まれる炭酸ガスや酸性雨はモルタルやコンクリの成分を中和し、結合力を弱めてしまう事から、わずかな揺れ等で崩れる原因となり、太陽光に含まれる紫外線はプラスチック製品を手で崩せる程まで劣化させます。

 

塗装はこれらの悪条件から下地を保護し、素材を守る事で住宅本体へのダメージを減らす事が大きな役割となります。爪を保護するマニキュアのようなもの、と考えると分かりやすいかもしれません。

 

 

2.塗装時期を見分けるサインの意味

次に、前回の記事でご紹介した塗装時期の目安となるサインの意味とその理由について考えてみましょう。

 

 

・外壁を手や指で触った際、白い粉のようなものが付いてくる。(チョーキング現象)

塗料は主成分となるシリコンやアクリルといった樹脂素材に顔料で着色することで様々な色をだしています。しかし紫外線等によってこの樹脂の成分が壊されてしまうと正常な状態を維持できなくなり、顔料が表に出てきてしまいます。つまり触った時に手についてくる粉は顔料であり、塗膜が維持できない状態になりつつあるサインと言えます。

中にはクリア塗料のように顔料が含まれずチョーキングを起こさないものもありますが、劣化は進行していきます。塗膜の剥がれ等を見つけたら塗装時期の目安として下さい。

 

 

・外壁にクラック(ひび割れ)がある。

これはモルタルやコンクリートの外壁によく見られる現象です。住宅は大きな地震を受けたりしなくても、風や細かい振動によってダメージを蓄積していきます。そうしたダメージがひび割れとなって現れて来るのですが、人によってはひび割れが小さければ大丈夫、と考えられる方もいらっしゃるでしょう。しかし1mm程度の細いひび割れでも、毛細管現象等によって水を吸い込んでいく事でひび割れはより深く、内部まで進行していきます。見た目で「細い・小さい」と感じても、実際は奥深くまで到達しているケースが多く見られますので、ひび割れを見つけた際は、適切な補修が必要なサインと考えましょう。

 

 

・外壁に欠損(欠けている箇所や崩れている箇所)がある。

これは地震等によっても引き起こされますが、下地材そのものの劣化によって起こるケースも多くあります。住宅内部への浸水や構造へのダメージを避けるため、早めの処置の目安として下さい。

 

 

・ボードとボードのつなぎ目にあるゴム(コーキング)が切れたり、剥がれたりしている。

これはサイディング壁の住宅にお住まいの方は特に注意して頂きたいポイントとなります。一般的にサイディングボードはモルタル壁等に比べて耐久性能が高いと言われますが、最大の弱点はボードとボードの繋ぎ目部分にあります。この部分からの浸水を防いでいるのがコーキング(ゴムのようなもの)になりますが、こちらも塗料と同じく紫外線等によって硬化・劣化し、割れや剥がれを引き起こします。これによってボード内部に浸水してしまうと、ボードを固定している下地そのものへダメージがいくこととなり、場合によっては大掛かりな処置が必要となってしまいます。こういった症状が現れたら、早めの処置を心がけましょう。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?サインにはそれぞれ意味があります。

 

病気と同じく、住宅の異常も早期発見と予防が住宅を長持ちさせるポイントとなりますので、気になった時は早めのご相談を頂ければ幸いです。

 

 

 

㈱ベストペイント

 

 


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