2018.03.06
神奈川県
今、外壁塗装は必要か。ご検討頂くその前に
お客様各位
平素は弊社サービスをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。
お見積もりをご依頼頂く際、「そろそろ時期だと言われたんだけど、そもそもやった方が良いのでしょうか?」というご質問を度々頂きます。
今回はお客様から寄せられる疑問の中でも多い、タイトルの質問について考えてみたいと思います。
1.外壁塗装は必要なのか
「建てて10年くらい経つが、そもそも外壁が傷んでいるようにも見えないし、特に汚れもないし・・・」
こういった場合、大半のお客様が外壁塗装の必要性自体に疑問を持たれるのではないでしょうか。
これは極めて当たり前の感想だと思います。
その為、今ご自分の自宅に塗装が必要かどうかを見分ける際の大まかな基準として、以下の点をチェックしてみてはいかがでしょうか。
外壁にも様々な素材がありますので、外壁素材ごとにチェック項目をまとめてみました。
チェック項目に当てはまるものがあれば塗装の塗り替え時期としてご検討下さい。
A.モルタル壁(対象物件:主にRC造、木造住宅等。戸建て~大規模なマンションまで幅広く使われています)
写真のように下地にモルタルを使用し、その上に塗装で仕上げた壁を「モルタル壁」と言います。一軒家だけでなく、RC造の建物等にも多く見られる仕様で、以下はチェック項目となります。
・外壁を手や指で触った際、白い粉のようなものが付いてくる。
・外壁にクラック(ひび割れ)がある。
・外壁に欠損(欠けている箇所や崩れている箇所)がある。
B.サイディングボード壁(対象物件:主に木造住宅にて使用。戸建て~中規模低層の集合住宅等で多く使用されています)
写真のように下地に人工の外壁材で仕上げたものを「サイディングボード壁」と言います。レンガ風や石造り風など様々なデザインがあり、大きく分けて「窯業系」と「金属系」があります。
(稀に樹脂系や木材系もありますが、大半は前記のいずれかに該当します)
窯業系はセメントと木質系成分を混ぜて固めたものとなり、金属系は読んで字のごとく金属鋼板を成型したものとなります。
見分け方としては質感が分かりやすいかと思いますが、軽く手で叩いてみるとより分かりやすいでしょう。
窯業系は「コツコツ」とした固めの詰まった音、金属系では「コンコン」という軽めの音がします。
それぞれチェック項目がわずかに異なりますので、以下にてチェックしてみて下さい。
☆窯業系サイディングボード
・ボードとボードのつなぎ目にあるゴム(コーキング)が切れたり、剥がれたりしている(※重要なポイントなので、入念なチェックをお勧めします)
・サッシ窓周りのコーキングが切れたり、剥がれたりしている。
・外壁を手や指で触った際、白い粉のようなものが付いてくる。
・外壁にクラック(ひび割れ)がある。
・外壁に欠損(欠けている箇所や崩れている箇所)がある。
・外壁を眺めた際、ボードが曲がっていたり、反ったりしている箇所がある(しっかり平面になっていない)
☆金属系サイディングボード
・ボードとボードのつなぎ目にあるゴム(コーキング)が切れたり、剥がれたりしている(※重要なポイントなので、入念なチェックをお勧めします)
・サッシ窓周りのコーキングが切れたり、剥がれたりしている。
・外壁を手や指で触った際、白い粉のようなものが付いてくる。
・外壁を眺めた際、ボードが曲がっていたり、反ったりしている箇所がある(しっかり平面になっていない)
・ボードに錆びのようなものが浮いている。
以上となります。上記項目に当てはまらないALC造などの場合はAのチェック項目をご参考頂ければと思います。
いかがでしたでしょうか?当てはまる項目があれば、外壁補修や塗装が必要となっているサインです。
ではこのサインが出ていた場合、なぜ補修や塗装が必要となるのか?
次回の更新で考えていきたいと思います。
お客様の大切なお住まいを守るため、考える一助になれば幸いです。
㈱ベストペイント