高知県須崎市のこちらのお宅。
9月末のお問い合わせからご契約、スピーディーな施工で、10月中に着工、11月初旬に完工しました!
【施工前】
【施工後】
今回のこだわりは・・・
①下地素材による塗料の塗り分け
②木部の塗装
こちらの2点です。
今日は①についてご紹介しますね。
今回、外壁の上部はモルタル、下部は金属サイディングの為、下塗りを含めた塗料の塗り分けをしました。
★モルタル部
下塗り:アンダーフィラー弾性エクセル
→ヘアークラック(髪の毛の太さほどのヒビ割れ)にも追随する効果
中・上塗り:パーフェクトトップ(水性塗料)
→ラジカル※1を制御する性能を持つ塗料
★金属サイディング
下塗り:1液ハイポンファインデクロを使用しました。
→サビの腐食を防ぐ効果
中・上塗り:ファインパーフェクトトップ(油性塗料)
→ラジカル※1を制御する性能を持つ塗料
※1 酸素や紫外線、水などが顔料に接触することで発生する劣化因子
こだわりの一つでしたので注目いただきたく、太字にしておりますが・・・
モルタルには水性塗料、金属サイディングには油性塗料を使用しています。
日常生活における「水性」「油性」の感覚から、「油性のほうが長持ちするのでは」「モルタルも油性で塗ったほうが良かったのでは」という感想を持たれる方もおられるかと存じます。
ですが、十年以上前ならいざ知らず、近年、塗装における水性塗料の耐久性は、油性のそれに追いついています。
耐久性に大きな違いがないとなると、溶剤が水で環境にやさしく扱いやすい「水性塗料」のほうが間違いがない。
窓のキワまで塗装する”外壁塗装”であれば、殊更、においやVOC※2の少ない「水性塗料」を選びたくなるわけです。
※2 揮発性有機化合物。光化学スモッグやシックハウス症候群の原因物質であり、粘膜を通して生き物にも影響を与える。
とはいえそんな「水性塗料」にもデメリットがあります。
窯業系サイディングやモルタルなどの素材にはよく馴染みますが、アルミやステンレスといった金属部分には密着しにくい性質があるのです。
メーカーのパンフレットには金属サイディングへも塗装可能と記載はありますが、経験上密着に不安があるため、金属サイディングへの塗装のみ、油性塗料を使用しました。
1.素材に適した下塗り
2.劣化原因の発生を抑制する中・上塗り
3.水性・油性の塗り分け
以上3点により、施工中の不快感を抑えた上で、長期に渡り、塗装による効果が維持出来る施工ができたと自負しております。
つやつやの塗装面に、田畑の緑が映り込んでいますね。
家を取り囲む緑に映えるバツグンの仕上がりです。
次回は②木部の塗装についてお話します。
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